小学校の時の記憶
自分が小学校に通っていた時のことを覚えていますか?
今どんなに特殊な状態になっていたとしても、大体の人が小学校に行っていたんです。
小学校の時のことを思い出すのが好きです。楽しいとかそういうことではなくて、懐かしさです。
昔の記憶を掘り出すのが心地良いです。記憶の手がかりが、自分の通っていた小学校に沢山あります。
小学校の時はいきものがかりいましたよね?亀とか金魚とかいましたよね。
朝、教室に入って、「今日は亀くせーなー」みたいな。
昼、蛇口場(なんで高校の時は蛇口場にあんまり用がなかったんでしょうか。)でなんとなく蛇口を塞いで、みたいな。
昼休み、校庭の近道を歩いて帰ってくる、みたいな。
キンモクセイの匂いを友達と嗅ぎに行く、みたいな。
タイルの廊下の茶色いタイルはうんこだから踏んじゃだめ、みたいな。
机のひきだしで何も考えずに、のりを固める、みたいな。
隣の女の子の席と机が微妙に離れていてくっつけるべきか、みたいな。
階段の数を数えて、今日も異常なしだな、みたいな。
掃除の時に机をいっぱい運んで、俺がんばったな、みたいな。
プレイルーム(という教室があった)にある謎の玩具はなんだ、みたいな。
今では全く考えられないことを無限に考えていた気がします。
今でも思うこと、することはあるかもしれない、けれど何かが違う。
成長したということでしょうか。これが成長だったらちょっと悲しいですね。
でも、夏休みの自由研究だったら今やったほうが絶対におもしろいことができます。これも成長か。
私の小学校は新校舎にするために、取り壊されてしまいました。
最後に校舎に入ってもっといろいろなことを思い出したかったですね。悲しいです。
これを読んでいる人は自分の小学校が取り壊されないうちに是非行っておいてください。
Written on April 8, 2016